忙しい人のための、新編ジェイニー・あらすじ


こちらは新編ジェイニーのあらすじを扱っています。知りたくない方はこちらへ


第一章



1960年の夏のある日、名家パーカー家でティーパーティーがもようされる。
求婚された美少女、ジェイニー・パーカーは「私は元娼婦で、父のハリーに引き取られた」と告げ、あしらう。
それを見ていたウィリアム・ヒルは、周囲の「ヒルとジェイニーをくっつけよう」という意図に気づき、ジェイニーとサボるのだった。

諸事情から乗馬でのダイエットを決めたジェイニーは、偶然にウィリアムと出会う。必要なものを全部選んでもらい、礼を言うジェイニー。しかしウィリアムはそっけなく去っていく。

お礼を兼ねて、「乗馬風景を見に来てください」とジェイニーはウィリアムに手紙を送る。
ウィリアムはその美しい筆跡に心惹かれる。
当日、曇天の中、ジェイニーはずっとウィリアムを待っていたが来ないので、おりる事にする。
そこへ、ウィリアムがやってくる。喜びのあまりもう一度馬を走らせようとするも、落馬。
情けない気持ちでいるのに、ウィリアムは止めを刺す。
だがジェイニーの、めげずに馬をいたわる姿に心打たれたウィリアムはジェイニーをバーに連れて行く事にする。
だがウィリアムの飲むものは、なぜか「コーラ」なのだった。
帰り際、二人は初めてキスをする。

四度目のデートのとき、ジェイニーはロバートという男に出会う。産科医である。
思わずウィリアムに妻子がいるのかとかんぐるジェイニー。
実はウィリアムは葬儀屋で、ロバートとはその付き合いであることを、「酔いながら」ウィリアムはジェイニーに教える。
別れる際に、ジェイニーはウィリアムにトレードマークの「リボン」を渡す。

第二章


・追憶の紳士編
三歳で母を亡くし、ストリートで一人で生き抜いてきたジェイニー。十歳のとき、チャールズという青年に拾われ、教育を受けながら十七歳まで成長する。
そしてエイズだったチャールズを看取り、彼が遺した「リボン」をトレードマークに結ぶ事にする。
チャールズの葬儀に、父ハリーがやってきたことから、ジェイニーとハリーははじめて親子であることを知る。

ハリーの家に引き取られたジェイニー。
姉のドロシーとはなかなかうまく行かないが、チャーリーの愛唱歌「Long Long, ago」がきっかけになり、姉妹からではなく友人としてからはじめよう、と二人は約束する。

継母アンナは、ジェイニーに婚約者を求める。それが、ウィリアムであった。

第三章


雨の中、乗馬デートから帰ったウィリアムとジェイニー。二人は初めて一つになる。
ジェイニーはチャーリーを思い出して集中できない。
ウィリアムはそれに気づき、ジェイニーを抱きしめる。
愛してくれ、といわれ、愛を証明するため、ジェイニーは行為にふけるのだった。

翌日、ベティが「私、ウィリアムとしたの」と言い出す。
打ちひしがれるジェイニーをかばって、ドロシーがベティの嘘を証明する。
電話でウィリアムから「俺は酒を飲むのは気に入った女とだけ」と言われ、はっとする。
ベティは「酔って行為に及んだ」といい、ジェイニーは「最初はコーラ、二度目はお酒」だったことを思い出す。
ベティが嘘をついていたのである。

そして結婚する二人。
けれど幸せの絶頂で、ジェイニーは「タダデハスマナイ」という声を聞いてしまうのだった。

第一部・まとめ

ハリー・パーカーの私生児で、街娼出身のジェイニーが、パーカーの家に戻り、ウィリアムと言う男性と恋に落ち、結婚する。

第二部


第四章

結婚後、夫のウィリアムのアルバムを見ていて、隠される写真があった。
兄の婚約者と写っているが、親しげである。
理由を尋ねるが、聞くなの一点張り。
そこで喧嘩になり、一旦は収束したかのようであった。
ジェイニーの妊娠が分かるが、写真の件で悩み、食が進まない。
入院騒ぎになるが、結局早産してしまう。
ウィリアムはついに、兄の婚約者と寝たことを白状。
二人の仲は元に戻るのか?
不安に思う二人だったが、雨に助けられ、また一からはじめることを誓う。

第五章

『娼婦狩り』に巻き込まれたジェイニー。
期日までに金を渡さなければいけないのだが、ウィリアムは悲壮な決意をし、単身取引場所に向かう。
一方、何も知らないジェイニーは、自ずとウィリアムと同じ部屋にやってきてしまう。
ロバートの機転で二人は事なきを得るが、そのロバートをウィリアムは傷つけてしまう。
ぐったりとして帰ると、そこにベティが助けを求めて飛び込んでくる。
事件の関係者であることを知っているウィリアムは冷たくあしらうが、ジェイニーは体を張って守ると言い出す。
ウィリアムは一人、ベティとジェイニーを守るために、ある手を使ってしまう。
そして、ウィリアムはジェイニーの前から去らねばならなくなる。
最後にウィリアムは言う。
「しばらく、ごきげんよう」

第二部・まとめ

第一部を受けて、二人の絆が試される、激烈なパートかと思われる。

第三部 作画中…
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